ゾンビランドサガ、仮面ライダージオウから読み解く現代の異世界転生ムーブメント
おもしろいぞ・・・(レ)
私生活がボロボロだったので最近のアニメを今更見ています。
というわけでニコニコトップだったアニメ、ゾンビランドサガを2話から見ました。
いや~おもしろいねこれねぇ~(関暁夫)
ケモフレ辺りでテレビアニメに見切りをつけてた俺にとってこれは朗報です。
映像はとりあえず最高クラスです。
脚本もなかなか気になりますね~。死んだ状態から始まるアイドルもの、斬新です。アニメでアイドルは生命力や革命のモチーフとして使われます。
結末は復活か、革命か、はたまた死か。楽しみですね。
まあギャグアニメだから勢いは徐々に失速はするでしょうが、それにつけてもテーマが気になるからピツジは最後まで見るでしょう。
さあ、今回の本題です。
今期のオタク系はジオウしか見てなかったピツジですが、ここでサガが増えました。
今後も少しずつ増やそうと思っています。が、ジオウ、サガを見て思ったことは、スタートで急転直下させ、それ以前のキャラとの関係を著しく希薄にしているところが気になりました。
一昔前では、保守・リベラルの対立構図から、新しい環境の人間と古い環境の人間を主人公と関わらせるのはリアリティのための一種のノルマであり、キャラ属性的に見ても便利な関係ではありました。
しかしそれがどうでしょう。ジオウ、サガは異世界のキャラと関係を結んでから、主人公は元居た世界のキャラのことを考えようともしません。
これは異世界モノと似ている部分なのではないでしょうか。
震災の影響もあり、日常系ラッシュが続いたジャパニメーション業界でしたが、ここにきてアニメの左翼化と言いますか、""既存の人間関係"" の価値を考えさせられる構図がよく見られるようになったと思います。
日本が周辺の国々からボコボコにされている今、ぬるま湯に浸かっている前時代の人間など登場させるだけ時間の無駄としているのかもしれません。
とにかく、破壊的でとても爽快です。
我々は魂の隣人を探して旅に出なければならないのです。
そして個々人での静かな革命を起こし、我々はイルミナティに加入し、火星へと旅立つべきなのでしょう。
ちなみにサガの制作MAPPAはピツジの心の友である幾原邦彦監督が次回作さらざんまいで関わります。
今の時代に幾原邦彦は何を伝えるんでしょうか。